中国の春節・旧正月

【2020年版】中国旧正月のお年玉の金額相場!子供、両親、会社別調査

中国の旧正月と言えば、お年玉である「红包(ホンバオ)」ですよね!

红包の「红」は中国語で「赤」を意味します。なので、中国のお年玉は赤いことでも有名ですよね。

红包(ホンバオ)には色んなルールや決まりがあり、红包の金額相場もそれぞれです。

中国語でお年玉のは3つある!拼音読み方付き!

中国語で「お年玉」は3つあります。では、一つ一つ見ていきましょう!

紅包(ホンバオ)

中国でお年玉は主に、红包(ホンバオ)が主流で使われます。

红包(ホンバオ)は旧正月の時に渡すお年玉以外にも、ご祝儀や誕生日の際に渡す時のお年玉など、いろんなシチュエーションで使う様々なお年玉の総称になります。

圧歳銭(ヤースイチエン)

压岁钱(ヤースイチェン)は子供に渡すお年玉のことを言います。

ですので、部下や両親に渡すお年玉は压岁钱ではなく、红包と言いますので、ここは注意しましょう。

利是(リーシ、または広東語でライシー)

利是も红包と同じ意味ですが、主に広東省や香港で使われる言葉です。

ちなみに発音北京語と広東語でちょっと違いますよ!北京語で「リーシー」で、広東語では「ライシー」と言います。

中国の内陸部で「利是」と言っても、通じますが、「红包」が主流です。

中国旧正月のお年玉の平均金額

中国のお年玉は誰が誰に渡すのか

日本では、「お年玉は子供に渡すもの」という印象が強いですよね。

中国の旧正月では、お年玉を渡すシチュエーションは様々で、お年玉を貰う人は子供から部下いろんな人がいるんです!

  • 親、親戚から子供に渡す
  • 成人した子供から両親へ
  • 友人や仕事仲間の子供に渡す
  • 上司から部下に渡す

親や親戚から子供へお年玉を渡すのは普通な感じがしますが、上司から部下へ渡すって日本ではないですよね。部下にとってはとても嬉しいことですよね。

では、今から人別のお年玉の金額相場を見ていきましょう!

子供へのお年玉の相場

子供にお年玉を渡すシチュエーションは様々なので、シチュエーション別で金額相場を見ていきましょう。

まず、中国では一般的に旧正月の際に自分の子供にお年玉を渡す人が多いです。家庭によっては、渡さない場合もありますよ。ちなみに、私は学生の頃から両親から一度もお年玉をもらったことがないです!

自分の子供に渡す場合、100元(1600円)〜です。

もちろん子供の年齢と共に、お年玉の金額も上がっていくのが主流で、家庭によってあげる金額もピンからキリです。

どのくらいピンからキリかというと、知り合いの中学生たちにお年玉でどのくらいもらったか話していたところ、親から200元(3200円)もらった子もいれば、1000元(16000円)もらっていた子もいましたよ。

それでは、若い人や友人・仕事仲間の子供に渡す場合はどのくらいの金額相場なのか見ていきましょう。

若い人や友人・仕事仲間の子供は、50元〜です。

若い人や友人・仕事仲間とどのくらい関係が深いかによって、お年玉の金額はだいぶ変わってきます。

例えば、年に数回しか会わない友人にたまたま旧正月にばったり会った場合、ほんの気持ちとして、その友人のお子さんに50元のお年玉を渡す。

反対に、家族ぐるみで仲がいい友人の子供には100元以上渡す場合があります。もし自分にも子供がいる場合、その友人から自分の子供にもお年玉が用意されるので、最終的に金額的にトントンになります。

自分にも子供がいて、相手にも子供がいる場合、お互いに渡すお年玉の金額は同じがいいです。先に自分の子供がいくらもらったか確認してから、相手の子供に同じ金額のお年玉を包む人が多いです。

自分の子供がもらったお年玉が、友人の子供に渡したお年玉より多くて、気まずくなる場合があるので、ここは要注意です!

両親へのお年玉の相場

中国では、子供が社会人になったら、両親へお年玉を渡す習慣があります。

厳密にいうと、中国は広いので、地域によって、子供がいつから両親にお年玉を渡すかは変わってきます。

社会人になってから渡す場合や、結婚してから渡す場合など、シチュエーションは様々です。

両親へ渡す場合、金額相場は400元〜です。

また子供へ渡すのと同じように、お年玉には上限がないので、2000元渡す家庭もあれば、富裕層の家庭であれば20000元渡す場合もありますよ。

また、お家各自のルールもあるので、一段といくら、いくつから渡すというのは断言できません。

お年玉は渡さずに、お年玉の金額相当のプレゼントを渡す場合もあります。

会社の部下へのお年玉の相場

「え?中国では会社の部下にもお年玉を渡すの?」とびっくりされた方多いのではないでしょうか。

実は、部下にお年玉を渡すか否か、会社のカルチャーによります。

渡さない会社もあれば、渡す文化がある会社もあるので、こちらもピンからキリと言えるでしょう。

実際に、私の周りには社長からお年玉をもらった人もいれば、一度ももらったことがない人もたくさんいます。

会社の部下に渡す場合、相場は100~1000元です。

渡すタイミングとしては、旧暦の晦日です。

会社の社長が社員にお年玉を渡すため、秘書に数百枚のお年玉を用意させるというのも聞いたことがあります。

中国のお年玉文化面白いですよね〜。

お年玉の注意するポイント

中国の都市別でお年玉の金額文化は変わる

先ほどもちょっとお話させていただきましたが、中国は本当に広いので、地域によって文化やお年玉の金額相場が結構変わっていますよ。

例えば、広東省や香港では、会う人会う人みんなにお年玉を渡す習慣があります。なので、店員さんに10元(160円)入りのお年玉に渡すことがあります。

お年玉は偶数の金額であげよう!

中国のお年玉は偶数の金額で渡すことが主流とされています。

理由はスバリ縁起がいいからです!なぜなら、偶数は「いいことが2つに綺麗に割り切れる」からです。

なので、お年玉でもらう金額は2、4、6、8、10に関係する数字でしょう。

旧正月期間はカバンに現金とお年玉袋を入れておこう!

自分がお年玉を人に渡す立場であれば、旧正月期間はカバンに現金とお年玉袋を入れておくことをオススメします。

旧正月期間に友人と子供にばったり会ったり、部下に会ったりするシチュエーションが多いんです。

その時に、お年玉を準備していないと、せっかくのタイミングを無くしてしまうので、オススメです。

まとめ

中国の旧正月ってすごく賑やかですが、お年玉文化だけでも色んなエピソードやルールがあります。

最後まで、ありがとうございました。

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